リユースが環境に良いことだとなんとなく分かっているものの、どのように環境に良い影響を与えるのか、具体的にどんなことに取り組めばよいのか、分からないという方もいらっしゃいますよね。
このレポートでは、いま日本で起こっている環境問題から、リユースで解決できること、今日から取り組める身近なリユース方法についてご紹介いたします。

日本を取り巻く環境問題について

高度経済成長期の日本では、生産されたモノの多くが一度消費・使用された後、すぐに廃棄されてしまっていたためにごみの量が増え、最終処分場(埋立地)の 逼迫が問題となりました。その後、循環型社会形成推進基本法や各種リサイクル法が制定されたことで、ごみの分別・リサイクルの仕組みが整備され、資源を大切に使う動きが 定着しつつありますが、それでも取り巻く環境問題は解決していません。限りある資源を効率的に活用し、持続可能な形で循環させながら利用していく循環型社会の実現が世界で目指される中、企業・消費者が手軽に取り組めることの一つとしてリユースがあげられます。
モノを繰り返し使用するリユースで環境問題を解決


モノを繰り返し使用することを指すリユースは、 廃棄物を削減できることはもちろん、廃棄物処理の際に排出されるCO2の削減や、新たに生産する際に使用する資源の削減にも繋がります。しかし、リユース市場は現在拡大を続ける一方で、リユースを体験したことがあるのは消費者の約3割だけというのが現状。リユース促進に向け、より多くの⼈にリユースに取り組んでもらうことを目的に、2023年に制定された記念日が「リユースの日」です。8⽉8⽇は、循環をイメージする「∞」と同じ形の「8」が並ぶことが由来となっています。 リユースの日をきっかけに、リユースと循環型社会に関する認識を深め、ぜひ身近に取り組めることから始めてみませんか?
身近なところから取り組めるリユースについて

リユースに取り組むことが環境面において大切なことは分かっても、実際にどのように取り組んだら良いか分からない方も多いと思いますが、実は身近にリユースの選択肢は多くあります。近所のリユースショップで欲しかったものを購入したり不要なモノを売ったり、フリマアプリでの出品・購入もリユースです。その他、近くで開催されているフリーマーケットで誰かが大切に使ったものを購入すること、駅や商業施設に設置されている不要品回収ボックスに使わなくなったモノを入れること、家族間でのおさがりや知人にモノを譲ることもリユースの方法です。
例えば、ブックオフのサービスを通じて、不要になったものをお売りいただいたり商品を購入いただいたりすること自体がリユースや循環型社会に繋がります。また、駅や商業施設に設置されているボックス型不要品回収システム「R-LOOP(アールループ)」に、不要になった衣類や雑貨を入れるだけで、ブックオフグループの海外リユースショップ「Jalan Jalan Japan(ジャラン・ジャラン・ジャパン)」で販売されるほか、販売基準に満たない繊維製品は、パートナー企業が再生資源としてリサイクルされます。ぜひこれらのサービスを活用して、リユースに取り組んでみましょう。
詳しくはこちらの活動レポートをチェック:8月8日はリユースの日
笑顔をつないで、未来のチカラに。
手間なく・環境にやさしく、いらなくなったモノを次に必要とする方へ循環させるリユースの方法はさまざまです。不要なモノの手放し方について、小さなことから考えてみませんか?



